CSR・環境活動
環境保全への配慮
廃棄物排出量の削減
中日本エクシスは、行動指針で「環境保護、資源の有効利用」に配慮することとし、SA・PAへの「持込みごみ」の再資源化の推進や排出抑制に努めています。
2019年度、SA・PAからの廃棄物発生量は9,185トンでした。リサイクルボックス(ごみ箱)はライフスタイルの変化により増加しているプラスチック・ビニール類を中心に、缶、ペットボトル、ビン、紙類の5種類としています。また投入口を5種類の形状にあわせること、ボックス内部の透明化による不法投棄や混在の防止、分別の推進をしています。
再資源化の状況
中日本エクシス管理のSA・PAでは、効率的な回収による再資源化の取組みを2012年度から缶、ペットボトルを対象に開始し、随時対象エリアや対象品目を拡大しています。2018年度では、奥伊勢PAを除く全てのエリアを対象に効率的な回収による再資源化を実施し、古紙やビンも対象になっております。
2019年度SA・PAで発生した廃棄物9,185トンの処分内訳として、缶・ビン・古紙4,942トンを再資源化しています。プラスチック類、紙類は846トンが埋立処理また3,397トンが焼却となっています。今後も再資源化を維持、推進します。
◆廃棄物の発生量と再資源化の推移

省エネルギーの推進
2019年度、中日本エクシスの本社や支店社屋、複合商業施設のフードコート等の建物面積あたりのエネルギー使用量は原油換算4,631klで前年度比9.4%の減少となりました。一方、原単位換算では0.087KL/m2となり、前年度比9.4%の減少となりました。
引き続き、複合商業施設に設置したBEMS(※2)の運用やエネルギー使用の見える化(※3)を進め、運用設備改善、メンテナンスの徹底を展開して省エネルギーを推進していきます。
※2 BEMS:Building and Energy Management Systemの略で「ベムス」と読みます。BEMSは、室内環境とエネルギー性能の最適化を図るためのビル管理システムです。
※3 見える化:BEMS設置19エリアのうち、コンシェルジュ設置の15エリアで導入。画面からは、「月別のエネルギー削減推移」と「年間累積削減量(CO2換算)」が表示されます。
◆エネルギー使用量の推移

新東名高速道路 清水PAでのオンサイトPPA(電力購入契約)の導入
新東名高速道路 清水PAにおいて全国の高速道路で初となるオンサイトPPA(電力購入契約)による太陽光発電の導入をしました。今回の太陽光発電設置面積は1,672m2、発電容量は254.1kWで高速道路SA・PAの商業施設としては最大規模となります。屋上全面に太陽光発電を設置することで、資産の有効活用が期待できるとともに、清水PAの商業施設棟の消費電力の約20%賄うことができ、20年間のCO2排出削減量はのべ約2,512t-CO2が見込まれ、脱炭素社会の実現に貢献するものと考えています。

※オンサイトPPAとは
PPAとはPower Purchase Agreementの略で、需要家と発電事業者の間で締結する電力購入契約のことです。オンサイトPPAでは発電事業者が需要家の敷地や屋根上に太陽光発電システムを設置し、そこで発電した電力を需要家に販売するモデルをいいます。これに対し、オフサイトPPAとは、発電事業者が需要地ではない箇所に太陽光発電システムを設置し、そこで発電した電力を需要家に販売するモデルをいいます。
参考WEBサイト:https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/6044.html
環境美化・地域貢献活動
エリア周辺の清掃活動
中日本エクシスでは、管理するSA・PAを社員が定期的に清掃しております。2019年度では、岡崎SA、御在所SAといったエリアで実施しています。またSA近隣の地域清掃活動も実施しています。
被災地への支援
令和2年梅雨前線豪雨等により、被災された方々への災害義援金をSAのエリア・コンシェルジュカウンターにて募りました。集められた義援金は日本赤十字社へ寄付しています。